近年、日本中の工場で人手不足が課題となっています。
優秀な人材を確保するには差別化が必要で、動画は有効な手段です。
ですが、実際にどのような内容で作ればよいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は中小製造業が参考にしたい、採用動画の事例を紹介します。
株式会社滝澤鉄工所:自然な姿でミスマッチ防止
株式会社滝澤鉄工所は金属工作機械の製造・販売を行っています。
動画は製造部の森藤真司さんを紹介する内容になっており、「どのような先輩社員がいるのか」「どのような現場で働くのか」がリアルに表現されています。
派手な演出はなく、あくまでも自然な姿が見られるため、ミスマッチを防げるでしょう。
デルタ工業株式会社:本音ラップで話題を呼ぶ
首都圏と比較すると、地方企業はなかなか人材確保が難しいですよね。
「就職希望者にいかに知ってもらうか」が課題かと思いますが、デルタ工業株式会社は採用動画によって知名度アップに成功しました。
デルタ工業株式会社は広島県にある自動車部品メーカーです。
2020年に公開した採用動画『デルタ工業「開発vs製造ラップバトル」篇』がメディアにも取り上げられたのです。
内容は開発部門と製造部門が不満をラップで言い合うというもので、「風通しのいい会社」がおもしろく表現されています。
再生回数は13万回を超え、多くの人の目に留まったことが分かります。
株式会社加藤カム技研:商品を分かりやすく説明
車のエンジン部品のひとつである、「カム」。
普段の生活では聞かない言葉ですが、車の性能にも関わってくる重要な部品です。
加藤カム技研は自動車・産業機械のカム設計・製造を小ロットから対応する会社です。
採用動画ではカムの重要性を分かりやすく説明しており、やりがいをアピールしています。
製造業の中でも「なぜ加藤カム技研を選ぶべきか」が明確になる動画になっています。
近藤工業株式会社:ネガティブなイメージを払拭
残念ながら、工場勤務はいまだに「汚い」といったネガティブなイメージがついていますよね。
そのイメージが新卒・中途の応募をためらう原因になっている可能性もあります。
近藤工業の採用動画はマイナスのイメージを覆します。
外観から「新しい」「きれい」な印象を与え、工場内の清潔な様子も映し出されます。
テキストで「うちの会社はキレイですよ」と言われるよりも、説得力がまるで違います。
従業員が仕事している姿も見られるため、働くイメージが湧きやすいのもメリットです。
まとめ
今回は中小製造業が参考にしたい、採用動画の事例を紹介しました。
- 株式会社滝澤鉄工所:自然な姿でミスマッチ防止
- デルタ工業株式会社:本音ラップで話題を呼ぶ
- 株式会社加藤カム技研:商品を分かりやすく説明
- 近藤工業株式会社:ネガティブなイメージを払拭
動画を活用すれば、採用活動をより効率的に進められます。
自社でも真似できるポイントはないか、ぜひチェックしてみてください。
また、動画作成の専門家に相談してみるのも一つの手です。
相談だけなら無料ですのでお気軽に。
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