インドネシア人技能実習生の特徴は?各企業が歓迎する理由とは
コロナ前、2019 年 12 月時点で、約 36,000 人のインドネシア人技能実習生が日本で研修を受けています。
技能実習生は、日本の技能や技術を海外へ移転するために日本企業で働いて技能・技術を 学びますが、その過程で一般社員と同様に働くことが可能です。
そのため近年では人手不足に悩む企業がインドネシア人技能実習生の受け入れを検討し ていますが、インドネシア人技能実習生は他国の実習生とは違う特徴を持っています。
そこで今回は、インドネシア人技能実習生の特徴を 3 つご紹介いたします。
インドネシア人技能実習生の 3 つの特徴
少し前までは、中国やベトナムからの技能実習生が多かったですが、近年ではインドネシア人技能実習生が増えてきています。
インドネシア人技能実習生が増えた背景には、ここから解説する 3 つの特徴を含めた理由 があることから、各企業が歓迎しているというのが理由のひとつになっています。
1. 日本と似た国⺠性
インドネシアは太平洋戦争中に日本軍による占領期がありました。
しかし近年ではインドネシア市場に広まる日本製品や日系企業の存在によって、インドネシア人にとって日本はとても身近な存在です。
また、インドネシア人の国⺠性は温厚で勤勉と、日本人に共通しているところが多々あります。
2. 手先が器用
インドネシアの多くの人々は、ものが壊れた際に新しく代替え品を購入するのではなく、 自分で治して再び使えるようにしようと考えます。
そのため手先が器用であることから、インドネシア人技能実習生のなかには、タイル工や 塗装工などで技術を学んでいる人も居ます。
3. 性格が良い
当然個々人によって変わってくるものの、一般的に言われているインドネシア人の性格は以下のものが挙げられます。
陽気で、のんびり。
楽観的で小さいことはあまり気にしない傾向がありますので、職場に馴染みやすく人間関係を築きやすい人が多いです。
注意点として、インドネシア人の約 87% がイスラム教徒のため配慮が必要です。
イスラム教徒の方は 1 日 5 回の礼拝や断食月の断食などさまざまな戒律を守らなければ ならない他に、午後には 10〜15 分程度の礼拝のための休憩時間を別途設ける必要があります。
ただ実際のところ、
『イスラム教徒だから大変』と考えるのはアラブ諸国をイメージする先入観からくるものでインドネシア人にはあてはまらないことも多く、採用・受け入れ時にしっかりと確認は必要ですが、それほど神経質になる必要はないのが実情。
でなければ、
これほどインドネシア人の受け入れは進まないでしょう。
まとめ
日本ではさまざまな業種で人手不足に陥っています。
人手不足を解消するひとつの手段として、近年注目されているのが技能実習生の受け入れです。
特にインドネシア人の技能実習生は、日本人に似た国⺠性を持ち合わせているので、多くの企業で歓迎されています。
もしあなたの会社が人材不足に悩んでいるのならインドネシア人技能実習生の受け入れを検討してみてはいかがでしょうか。