人材の採用は会社のコア業務。
企業は人なり! ですので、社員数が少ない会社ほど新たに採用するひとりの人材によって業績に影響がありますよね。
採用業務はざっと上げるだけでも、
- 求人票の作成・提出
- 求人広告の発注
- 会社説明会の実施
- スケジュール調整
- 応募書類の確認や面接
- 電話やメール問い合わせ対応
などの細かい業務がたくさんあります。
自社のことを一番よくわかっている経営者あるいは社長が先頭に立ち、応募者に向き合い選定することが一番お互いにとって良いと考えがちですが、実は そこには注意が必要です。
いま、社内の業務をアウトソーシングする動きが活発になっています。
「いや、そんなのある程度大きな企業だけでしょう・・・」
そう考えがちですが、本当にそうでしょうか。
わたしたちは、
小規模・少人数の会社ほどアウトソースを活用すべきで、
自社で抱えてしまうべきではない
と考えています。
それはなぜでしょうか・・・?
採用業務をアウトソースすべきその理由
小規模・少人数の企業では、採用業務を専門に担当する人はほとんどいません。
でも、採用業務は重要だということがわかっているからこそ、経営者自ら指揮をとって動き回りがちです。
しかしそのために、必ず疎かになってしまう業務があるはずです。
例えば、
- 重要な商談の回数や時間が制約される
- お得意先への訪問や営業活動が制約される
- 従業員の管理や相談事への対応が疎かになる
- 決定事項、推進事項の意思決定や進捗確認が遅れがちになる
今までの採用を振り返って、そのような心当たりはありませんか?
採用活動は企業にとって優先すべき重要な仕事ですが、だからといって他の通常業務に皺寄せがいってはいけません。
既存の従業員に任せればいい は間違い
お話しさせていただく中でよく出てくるのは、
「採用業務と言ってもわたしは面接して決定するだけ。他のことは 社内の事務担当がやってくれるから何も問題ないよ」
という言葉。
でも、
細々とした雑務も多い採用業務が普段の業務に上乗せされる従業員さんの立場に立ってみれば、いかがでしょう?
仕事だからやって当然・・・
とも言われそうですが、その方にしてみれば
- 求人内容や広告の管理
- ハローワークや応募者からの問い合わせの対応
- 応募者への連絡や管理
- 採用権限者(経営者)とのスケジュール調整
- 文書の作成
など、その時だけ発生する業務が普段の業務の上に乗っかるので、非常に負荷とストレスがかかることが、明らかです。
重要なことなのでもう一度お伝えします。
恒常的に行う業務でないからこそ、ストレスがかかります。
そのために、日常のルーティンワークが疎かになります。
目に見えるコストを管理することは当然ですが、「その時だけ」かかる負荷に対する見えないコストにも配慮するのが、従業員の方はもちろん会社の健全な発展と成長には欠かせません。
まず、採用業務について
- 自社で対応すべきコアな部分
- 他社に任せることができるかもしれないノンコアな業務
を分けてみてください。
そうすることで、
- 意外とコアな部分は少なくノンコアな業務が多いこと
- ノンコアな業務ほど雑多で手間がかかること
- それらをもし外部に任せることができたら 通常の業務にかかる負荷が減らせること
に気づけるはずです。
そのことに気づいたら、ぜひそれらをアウトソースすることを検討してみてください。
そのことによって、コアな業務により力を入れることができ、利益に直結することがわかります。